2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第23回 ペン習字を始めた動機のなかで最大のものは"万年筆趣味の免罪符"だ。「手段が動機を追い越しちまったかも」と思いつつ、たまには動機を思い出す。

いまの主力万年筆はウォーターマンのル・マン100 オペラ(以下オペラ)にになりつつある。モンブランのマイシュターシュテュック146で字を書く快感はでかいが、字が太すぎてペン習字の練習にはトゥーマッチな気がする。で、オペラの出番が多くなっている。 …

第22回 画像処理ソフトを利用したセルフ添削システム。こいつを使った練習は、おれに合っているようだ。自分では効果アリ! と思っていが、このシステムにすこし手仕事を加えてみることにした。

名付けてセルフ添削システムII(ツー)。 ネーミングはごたいそうだが、その実態はシステムと呼ぶのが憚られるほどアナログな練習方法である。 画像処理ソフトを使って手本と自分の字を重ねる。すると当然そこにズレが生じる。これまでは、このズレを目で確認…

第21回 ブログの更新頻度が開設当初と比べて下がっているのは、飽きてきたからじゃない。ネタがないからでもない。ペン習字の練習をしているとブログのために割く時間と体力がなくなる。それだけの話だ。

ペン習字の練習用として、100円ショップで買った『かんじれんしゅうちょう』を使っている。 10文字×5行、50文字ぶんが1ページ。ひとつの枡目は正方形で、そのスペースをさらに4分割する破線が印刷されている。だから字のバランスがわかりやすくて、初心者…

第20回 3泊4日の心カテ(心臓カテーテル)の検査入院から帰宅すると、パイロットから緑の封筒が届けられていた。今月の5日に投函した4月の課題が、添削→返送されてきたのだ。

課題の締め切り(必着)は毎月の10日。「締め切り間際は混雑するので早めの提出を心がけましょう」といったことがどこかに書かれていたように思う。 締め切りに間に合わなかった場合は、添削は受けられるが級位の認定が受けられなくなってしまうそうだ。 で…

第19回 おれにしては珍しく毎日まじめに練習を続けている。そして毎日ひらがなの難しさを感じる。同時にひらがなの美しさも感じられるようになってきた。

マンガ『とめはねっ!』で得た知識だが、書道家には漢字の専門家とかなの専門家がいるらしい。 漢字は大陸から渡来したもの。かなは漢字をもとにして日本の文化が生み出した文字だ。生み出したというよりは、磨きあげたらひらがなになったような気がする。 …

第18回 ペン習字の教材が届いてから約2週間、飽きっぽいおれには珍しく、ほぼ毎日練習を続けた。結果、いまの時点でわかったことがひとつある。

それは「ペン習字はとてつもなく地味である」ということだ。 字がうまくなっていくプロセスについて、おれは心のどこかで「ある時点で飛躍的に上達するのではないか」と考えていた。希望的観測というやつだ。 ところが事実はそうじゃないようなのだ。 手本を…