8級編

 第45回 ただの落書きでごんす。

B5サイズの原稿用紙が好きだ。 持ち運びに適しているし、1枚がすぐに文字で埋まるので枚数がどんどん進む。なんだか自分の書く速さが上がったような錯覚が気持ちいい。 しかししょせんは200文字。「完結したなにか」を1枚で書くのは難しい。ツイッターの…

第43回 万年筆に関する本を買い集めるうちに、けっこうな数になった。備忘録の役目も兼ねて、1冊ずつまとめておこう。

『復刻版 萬年筆の印象と図解カタログ』 発行:丸善株式会社 1989年2月10日 編者: 丸善株式会社 定価:2000円 万年筆の本を一冊ずつ紹介するなら、『世界の万年筆ブランド』か『趣味の文具箱』、あるいは『万年筆の達人』あたりから始めるのがわかりやすい…

第42回 字のうまさを数字で表すことには無理がある。その無理を承知であれこれ考えてみた。

パイロットのペン習字通信講座の受講を決めたとき、つまり7ヵ月まえのおれはこんなふうに考えていた。 「ペン習字を学ぶことで、毎月1割くらい上達できれば御の字だ」と。 当時のおれが、深く考えることなく、なんとなく感じたことだ。でも、甘いね。大甘…

第41回 後編:ブロッターと3本の万年筆のこと。

前編は → こちら 7.ブロッター ブロッターなる名称と正確な用途を知ったのは最近だが、おれは小さなころからそれを見ていた。 実家は商売をしていた。店の奥にあるレジ台の、小切手用のごっつい数字スタンパーの横が、にそれの指定席だった。形が黒板消しと…

第40回 筆記関係の小物が時間とともに着々と増えている。万年筆も増えている。最近おれが入手したものを中心にまとめておこう。まず前編として、小物編。

8月までに購入したものは ↓ こちら(前編) と、 ↓ こちら(後編) 「書く」関連の小物から。 1.地球儀型ペーパーウェイト ネットオークションで購入したものだ。地球儀なので球体だが、真球だとごろんごろとん転がってしまうので南極のあたりが平らに切ら…

第39回 ペン習字を始めなければ気にかけることもなかったであろう些細なこと――万年筆の持ちかた――。これについてひとくさり。

まずはじめにお断りしておかなくては。 「万年筆 正しい持ち方」といったキーワードで検索した結果ここに辿りついた方は、いますぐこちらに行ったほうがいい。 ↓ ペン字いんすとーる 『正しいペンの持ち方について調べてみた』 あなたが求めている答えは、お…

第38回 パイロットのペン習字通信講座。4ヵ月も居座った9級Aを卒業し、8級Bになることができた。

パイロットペン習字通信講座では、最下級は10級ってことになっているが、実質的には9級Aがスタートラインだとおれは考えている。 毎月の『わかくさ通信』には事務局によって認定された級位が掲載されるが、10級にかぎっては割愛されている。その理由は、10…